ダマスカス鋼の歴史は、約2000年前の古代ローマ時代にまでさかのぼります。
シリアのダマスカス市は、武器製造で名を馳せ、その地で作られた剣や刀剣には独特の美しい模様が現れていました。この模様は「ダマスカス紋様」と呼ばれ、その美しさとともに、鋼の強度や切れ味を示すものとして非常に高く評価されました。
ダマスカス鋼は、硬い鋼と柔らかい鋼を何層にも重ねて鍛接(たんせつ)する技術によって作られます。この技術により、鋼が持つそれぞれの特性を活かし、耐久性と鋭い切れ味を兼ね備えた鋼が完成します。また、異なる性質の鋼を組み合わせることで、鋼に独特の模様が現れることから、「ダマスカス鋼」と呼ばれるようになりました。この技法は、金属と鉄を層状に重ねていくことで生まれる模様が特徴的です。
一方、日本でも長い歴史を持つ刀作りの技術において、ダマスカス鋼に似た製法が行われてきました。日本刀の鍛造では、玉鋼と呼ばれる高品質な鋼を使用し、何度も加熱して叩き、重ね合わせて鍛錬を行います。日本刀の特徴的な構造は、硬い「刃金(はがね)」「中硬い心金(しんきん)」「柔らかい皮金(かわがね)」という3種類の鋼を重ねることで、切れ味と強靭さを生み出すものです。
このように、日本刀の製造技術では鋼の性質を巧みに組み合わせ、異なる特性を持つ鋼を層状にして切れ味と耐久性を両立させる点が重要です。この技術が発展し、今や「折れず、曲がらず、よく切れる」日本刀として世界的に有名です。また、日本刀の表面には、鍛造の過程で現れる「鍛え肌(たたえはだ)」と呼ばれる模様があり、これもダマスカス鋼に似た美しい模様として評価されています。
現代では、ダマスカス鋼(積層鋼)の製造方法は進化し、現在では「圧着圧延」という技術が用いられています。この方法では、硬いステンレスと柔らかいステンレスを組み合わせ、加熱した金属を圧力で接合し、強度と切れ味を兼ね備えた鋼を作り上げます。圧延技術では、金属同士を大きな力で圧縮して接合するため、鍛接と同様に高い強度と美しい模様を生み出すことができます。
「景雲 KEIUN」は、まさにこの現代のダマスカス鋼技術を活かした理美容鋏です。日本刀のように積層された鋼を使用し、何層もの鋼を組み合わせることで、美しい模様と共に、鋭い切れ味と長期間の耐久性を実現しています。このような高品質な材料と技術を駆使し「景雲 KEIUN」は、造られています。
「景雲 KEIUN」の鋼は、層状に積み重ねられた硬い鋼と柔らかい鋼を使用しており、切れ味が非常に鋭いのが特徴です。長時間使用しても切れ味が保たれ、刃こぼれや鈍化が起こりにくい構造です。
美容師の手にフィットするように設計された「景雲 KEIUN」は、軽量で持ちやすく、長時間の使用でも疲れにくい設計です。操作性にも優れ、正確でスムーズなカットを実現します。
ダマスカス鋼特有の美しい模様は、視覚的にも楽しめるだけでなく、実際に鋼の層構造が耐久性を高めています。圧倒的な強度とともに、シザーの美しさ、職人の技が光る逸品です。
「景雲 KEIUN」は、ダマスカス鋼の特性により、耐食性が非常に高く、湿気の多い環境でも錆びにくいという利点があります。美容室での使用に最適な素材です。
札幌市立大学デザイン学部助教授矢久保先生とトップスタイリストたちによるダマスカスシザー「KEIUN」の研究結果。
信憑性・実績が遂にデータに基づいた信頼性を獲得しました。
日本を代表するトップスタイリストたちにカットしてもらい、その感覚の違いを検証した結果をまとめ、札幌市立大学と官能試験の共同研究を行い、表にしました。
均質な
重い
心地よい
迫力のある
ダマスカス鋼の切れ味が他の材質と違うことに着目し、原因を材料振動の観点から測定しました。
ダマスカス鋼では通常の板と比較すると振動のピーク値が低く、減衰するスピードも速いことが分かりました。(振動音をFFTにて解析)
その結果、ダマスカス鋼のシザーは使用している最中の振動が伝わりにくく、疲れにくい。疲れにくいから使いやすいシザーだということが証明されました。
結果、ダマスカスシザー「KEIUN」は今までにない切れ味(新触感)を感じられるシザーであると実証されました。
なぜこのように試験を行っているのでしょうか?
近年、理美容業界では、理美容ハサミに関するエビデンスに基づいた正しい知識を知る機会がありません。残念なことに間違った認識が蔓延しています。間違った根拠で他社のハサミを批判し、販売につなげているような風潮さえあります。そんな現状を変えるべく、日本を代表する理美容ハサミメーカー5社と「HSC」を立ち上げました。
KEIUNはスタイリストさんが安心して理美容ハサミを購入できる環境づくりに貢献します。